遠い風近い風[小嵐九八郎]猫への思い

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 自宅のある川崎周辺では、猫が立春を2週間ぐらい過ぎて二十四節気の雨水の時がくると必ず萩原朔太郎の詩のごとき声を出して雌雄が頑張る。この25年は冷房機が家庭に行き渡ってるせいか、我らの少年時代とは異なって秋分頃にも奮戦するようだ。季節への鋭さと、種(しゅ)を残す応用力に満ちていると映る。

 故郷の能代で物心がついた頃はタマという猫がいて、姉二人とは違い俺を相手にしてくれ優しかった。1949年の大火で行方不明となった。だからか猫は嫌いでない。かなり好きだ。

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