新関ささら復活30年、記念誌発行 潟上市の保存会

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
記念誌を編集した保存会の菅原会長(中央)と会員
記念誌を編集した保存会の菅原会長(中央)と会員

 秋田県潟上市昭和新関(にいせき)地区の伝統芸能「新関ささら」(市無形民俗文化財)が復活して今年で30周年を迎え、地元住民らでつくる保存会(菅原金紀会長)が記念誌を発行した。ささらの起源や歴史、保存会の歩みを豊富な写真や図絵で振り返り、伝統継承への思いを新たにする一冊に仕上がっている。

 新関ささらは家内安全、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る行事。1837(天保8)年、男鹿の山中でシカの争いを見た旅人がその情景を舞に仕立て、新関の住民に教えたのが始まりと伝えられる。

 担い手不足で昭和40年代に一時途絶えたが、住民が保存会を設立して1988年に復活。現在は、会員16人が伝統継承と後継者育成に取り組み、毎年5月5日に地区で披露しているほか、県内外のイベントに出演している。

(全文 808 文字 / 残り 473 文字)