272の哀歓、初の句集に 佐藤凡空さん、農作業や旅題材

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句集を出版した佐藤さん
句集を出版した佐藤さん

 会社役員を務め農業にも取り組む傍ら、俳句に親しんでいる秋田県大仙市戸地谷の佐藤凡空さん(85)=本名・祐逸=が、初の句集「風に聴け」を自費出版した。自身の健康、農作業で感じたこと、旅先の印象などをテーマに、淡々とした中にも人生の哀歓を感じさせる272句を収録した。

 佐藤さんは農家の長男に生まれ、10代半ばで農業に従事。20代は南氷洋での捕鯨に加わるなど苦労を重ね、1967年にボーリング会社を立ち上げた。60歳を迎えた93年に経営の一線を退き、文章を書くのが好きだったこともあって俳句を始めた。

 地元の柵俳句会に参加し、作品の添削を受けたり批評し合ったりしながら技術を磨いた。句作が25年を迎えるのを機に「区切りとして作品を形に残したい」と思い立ち、仲間から高い評価を受けた作品や新聞に投稿し入選した作品を一冊にまとめた。

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