イージス「最適地」新屋演習場 わずか数百メートル先に学校

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勝平小そばの交差点で七尾さんに見守られ登校する児童。横断歩道から約500メートルの距離に新屋演習場がある

 地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(地上イージス)の候補地となっている秋田市の陸上自衛隊新屋演習場の周辺には、住宅街が広がる。防衛省は「最適地」と説明するが、「新屋ありき」で進められる配備計画に、住民の間では不安や憤りが渦巻く。22日の小野寺五典防衛相の来県を前に、演習場周辺を歩いた。

 21日午前7時半すぎ、演習場の南約550メートルにある勝平小学校に通う児童が、ランドセルを背負って次々に登校してきた。近所に住む七尾資朗さん(76)は学校近くの丁字路に立ち、「おはようございます」とあいさつを交わす。毎朝、「かつひらの風パトロール隊」のメンバーとして、100人を超す児童の登校を見守っている。

 8時すぎ、通勤途中の母親に送られてきた2年の男児が「行きたくない」とこぼした。七尾さんはすかさず駆け寄って手を取り、校門まで送り届けた。丁字路に戻ると、秋田商業高校に向かう生徒が自転車に乗って軽快に走り抜けていった。同校は演習場から南に300メートルほど。演習場までの近さは勝平小以上だ。

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