遠い風近い風[天野正道]50回にふさわしい演奏会

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 私はこのコラムで前々回、秋田県民会館閉館に関することを書いた。そこでも触れていたが去る5月31日、つまり閉館日に県民会館の指揮台に立たせてもらった。秋田南高校吹奏楽部の第50回記念定期演奏会のステージである。50回という節目の客演指揮を、長年お世話になった会館最後の日に務めさせていただき、感無量であった。

 何しろ幼少期から、数え切れないほどの音楽体験をさせてもらったホールである。前日のリハーサルでも感じたが、本当に美しい響きがする素晴らしいホールなのだ。世界中にはすてきなホールがたくさんあるが、秋田県民会館はそれらに勝るとも劣らない、最高のホールと断言できる。何もこれは私の感傷的な印象ではなく、客観的な感想なのである。

 この50回記念演奏会は、ややもすれば県民会館最終日ということにばかり注目が集まってしまった感があったが、演奏会自体も50回の節目にふさわしい内容だった。

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