秋田明治の建物(11)旧小坂鉄道小坂駅・小坂町 鉱山の町の発展象徴

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1909年に開業した小坂鉄道の旧小坂駅。現在は小坂鉄道レールパークとして活用されている

 本県の最北端にある小坂町は、藩政期から鉱山開発が行われ、明治に入って大きく発展した。この鉱山の町の近代化を交通面で支えたのが、1909(明治42)年設立の小坂鉄道だった。開業から100年後の2009年に営業を終了したが、開業当時の面影を残す旧小坂駅の駅舎は今も大切に保存されている。

 小坂鉄道は東北地方の私鉄ローカル線で最も古い歴史を持つ。小坂鉱山を経営していた藤田組(現DOWAホールディングス)が1908年、小坂鉱山専用鉄道としてスタート。この年、皇太子(後の大正天皇)を小坂鉱山に迎えるため、小坂駅まで貴賓列車を運行。翌09年には小坂鉄道株式会社を設立し、旅客営業を開始した。奥羽線が全通したわずか4年後のことだった。

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旧小坂駅(現小坂鉄道レールパーク)

■国登録有形文化財(プラットホームなど含む)
所在地 小坂町小坂鉱山字古川20の9
営業時間 午前9時~午後5時(最終入場は4時半)
入場料 高校生以上500円、小・中学生250円(幼児無料)
駐車場 70台
問い合わせ先 小坂鉄道レールパークTEL0186・25・8890

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