あの日々ありて(1)全国初舞台は西宮球場

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能代のエースだった簾内さん。高校時代の写真を収めたアルバムを今も大切に保管している=秋田市の自宅
能代のエースだった簾内さん。高校時代の写真を収めたアルバムを今も大切に保管している=秋田市の自宅

 第100回全国高校野球選手権秋田大会は11日に開幕する。多くの選手やファンの思いを紡いで迎える節目の大会となる。その中には、県内の高校野球部在籍中の体験や、甲子園での観戦の感動を心の支えとしている人もいる。野球との関わりが今にどう生きているかをたどる。

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【1963年能代・簾内さん】

 プロ野球サンケイ(現ヤクルト)で投手として活躍した簾内政雄さん(73)=秋田市=は能代のエースとして1963年の全国選手権に出場した。だが甲子園球場でプレーすることはできなかった。能代が試合を行ったのは西宮球場(兵庫県、2005年解体完了)だったからだ。

 1960年代前半~70年代前半の全国選手権には、複数県をまたぐ地方大会の代表30校が出場していた。ただ、63年は第45回の記念大会とあって、1都府県1校(北海道は2校)の48校が出場。予定した日程内で増えた分の試合も消化するため、1~3回戦は甲子園だけでなく、西宮でも開催することになった。

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