地上イージス国会議員に問う[寺田学氏]もはや導入根拠なし

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寺田学氏(無所属・衆院比例東北)
寺田学氏(無所属・衆院比例東北)

【寺田学氏 無所属・衆院比例東北】

(1)地上イージスの国内配備への賛否=反対

 導入理由は昨年12月の閣議決定の際に示された「北朝鮮のより重大かつ差し迫った新たな段階の脅威」だった。米朝首脳会談を経た今、政府が唱える必要性の根拠である緊迫性はなくなっているのではないか。

 閣議決定時と今とでは状況が大きく変わっており、菅義偉官房長官や統合幕僚長も北朝鮮のミサイル発射の危険性が低下していることを認める発言をしている。政府自ら地上イージスを必要とする根拠を否定しており、もはや導入の理由はない。新たな事情があるのであれば、閣議決定も新たにし直すべきだ。

 そもそも「差し迫った脅威」に対応する防衛装備として、5年後に稼働する地上イージスが適切なのか。今後、イージス艦は8隻体制になる。設置型の地上イージスよりもイージス艦の方が動的な防衛力を高めることになり、日本海側のミサイル防衛以外にもさまざまな防衛に使うことができる。新たな予算措置をするのなら、イージス艦を増やすことの方が大事だ。

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