小松和彦:秋田人形道祖神プロジェクト始動!

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小松和彦コラム 新あきたよもやま(16)

 最近夢中になって調査研究しているテーマがある。それは秋田県内の各地域で「カシマサマ」や「ショウキサマ」といった名称で祭られている人形神、いわゆる人形道祖神だ。集落に疫病などの災いが入ってこないようにと主に村境に祭られていて、場所によってワラ人形であったり木像であったり石像であったりと形態はさまざまである。東日本各地に分布しているが、秋田県はとりわけ数が多い。まさに人形道祖神のメッカなのだ。

 このリサーチの成果をイラストレーターの宮原葉月さんとの共著で「村を守る不思議な神様~あきた道祖神めぐり」という冊子にまとめ、7月に発売した。県内16カ所、36体の人形道祖神を取材した私のルポルタージュと、宮原さんが手掛けた絵画、イラスト、コラムを収録している。この本を制作した経緯についてご紹介したい。