トナカイ、暑くて水浴び 大森山動物園、園内の池周辺で飼育

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
試験放牧で園内の池を気持ちよさそうに泳ぐトナカイの元気
試験放牧で園内の池を気持ちよさそうに泳ぐトナカイの元気

 秋田市浜田のあきぎんオモリンの森(大森山動物園、小松守園長)は来週から、園内の池周辺でトナカイを放牧する。暑さ対策として2016年から夏に実施し、池で泳ぐ姿が毎年来園者を楽しませている。飼育展示担当の柴田典弘さん(44)は「水辺での飼育はトナカイにとって最も自然に近い形。伸び伸びと過ごす姿を見てほしい」と話している。

 柴田さんによると、北極圏周辺に生息するトナカイは暑さに弱い。さらに夏場には、トナカイを悩ませる吸血性のサシバエが増え、体から振り払おうと走り回って体温が上がってしまうという。展示場にミストシャワーやスプリンクラーを設置しているほか、暑そうにしているときには体に水をかけている。それでも暑さ対策は十分とはいえず、新たに思い付いたのが水浴びだった。

 野生のトナカイは暑さを避けて長距離を移動し、川を渡ることもあるため泳ぎは得意。柴田さんは「水辺に連れて行けば自発的に泳ぐのでは」と考えた。15年に試験的に泳がせてみたところ、暑さをしのげるだけでなく、サシバエを払うこともできたため実施を決めた。

(全文 1018 文字 / 残り 562 文字)