秋田県内大雨「昨夏に匹敵も」 16日にかけ警戒呼び掛け

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 北日本に停滞する前線の影響で秋田県内は15日、北部を中心に局地的な大雨に見舞われ、家屋の浸水や国道ののり面が崩れる被害が発生した。16日は昼すぎにかけて前線が南下して本県を通過し、県内全域で雷を伴う大雨が降る見込み。秋田地方気象台は「昨年7月の記録的大雨に匹敵する雨量になる可能性がある」とし、土砂災害や河川の氾濫などへの警戒を呼び掛けている。

 鹿角市は15日午後7時35分、土砂災害の危険性が高まっているとして、急傾斜地周辺の5021世帯1万5495人に避難準備情報を出した。同日午後9時現在、避難所2カ所に計4世帯5人が避難している。仙北市や男鹿市なども避難所を開設。県は災害警戒部(部長・土田元総合防災課長)を設置した。

 気象台によると、同日午後11時までの24時間降水量は北秋田市阿仁合148・5ミリ、鹿角市114・5ミリ、小坂町藤原107・5ミリなど。

 県総合防災課によると、同10時現在、鹿角市と大館市で住家計4棟が床下浸水し、車庫などの非住家計7棟も浸水した。小坂町荒谷の国道282号でのり面が崩れ、鹿角市十和田大湯の国道104号では路肩が崩落し、いずれも片側交互通行となっている。また、土砂災害などの危険があるとして、男鹿市船川港の県道男鹿半島線など県道3路線の一部を全面通行止めにした。けが人はいない。

 JRは花輪、五能両線で普通列車上下11本が運休、区間運休した。

 気象台によると、16日は昼すぎまで1時間に80ミリの猛烈な雨が降る所がある見通し。同日午後6時までの24時間雨量は、多い所で200ミリを超える可能性がある。

 気象台は「防災気象情報や自治体からの避難情報を小まめに確認し、河川や山の斜面などには近づかないでほしい」としている。

 JRは16日、花輪線の普通列車上下9本を運休、区間運休するほか、北上線の普通列車上下4本を運休する。