秋田城跡で奈良期後半の暦出土 全国初、同一遺跡で異なる暦

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調査地南側の竪穴建物跡で見つかった漆紙文書。(秋田市提供)

 秋田市は20日、国指定史跡・秋田城跡(秋田市寺内)の第111次調査で、奈良時代後半に使われた「大衍(だいえん)暦」が書かれた漆紙文書1点が出土したと発表した。同遺跡では、大衍暦の前に使われていた「儀鳳(ぎほう)暦」が1990年に見つかっており、同一の遺跡で異なる暦が確認されたのは全国で初めて。秋田城跡歴史資料館は「秋田城のような最北の地方官庁にも中央の支配が浸透していたことを示す貴重な資料」としている。

 漆紙文書は直径9・5センチ。外郭西門に近い城内の竪穴建物跡から見つかった。暦として使った後、須恵器の坏(つき)に入れた漆の乾燥を防ぐため、ふた代わりに再利用したとみられる。

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