湯沢市の老舗菓子店「竹野屋」閉店へ 地元住民から惜しむ声

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今月いっぱいで閉店する竹野屋
今月いっぱいで閉店する竹野屋

 秋田県湯沢市下院内の老舗菓子店「竹野屋」(軍司信幸社長)が、今月いっぱいで閉店する。一部商品の製造は続け市内の道の駅で販売するが、店舗は地元住民に95年間愛され続けてきただけに、惜しむ声が聞かれる。

 同店は1923年に「竹野屋分店」として創業。上院内にあった旧竹野屋に婿入りした鎌田音之助さん(故人)がのれん分けしてもらった。旧竹野屋が昭和初期に大火で焼失し廃業した後も、長く「分店」として営業していた。しかし、本店についての問い合わせが多くなったため、94年に分店の名称を外した。それでも、古くからの常連は今でも親しみを込め「分店」と呼んでいる。

 現在は3代目の軍司社長(67)と、妻で音之助さんの孫・和子さん(66)、従業員の計3人で切り盛りする。旧竹野屋時代から続く看板商品「山ぶどう羹(かん)」を中心に、和菓子や洋菓子約50種類を販売。2009年に発売した「かりんとう饅頭(まんじゅう)」は、土日になると300~400個売れる人気商品だ。

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