航空機産業視野に高性能モーター製品化へ 横手・アスター

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
電気モーターの試作が行われている横手市のアスター本社工場
電気モーターの試作が行われている横手市のアスター本社工場

 自動車部品製造のアスター(横手市)が秋田県内の製造業2社と連携し、航空機産業への参入に向けて製品開発を進めている。自社で開発した高効率の新型コイルを活用し、航空機ジェットエンジンの燃料供給システムに使われる高性能な電気モーターの試作品を月内にも完成させる。世界で航空機システムの電動化に向けたさまざまな技術開発が進む中、地元企業で技術を確立し、2023年度をめどに製品化したい考えだ。

 アスターとモーターの製品化を目指すのは、機械製造の宮腰精機(大仙市)と電子部品製造の横手精工(横手市)。7月下旬に3社で「試作組合」を立ち上げた。アスターの新型コイルを使い、必要な装置や部品を各社で供給し、高性能モーターを製造するという構想だ。

 モーターの利用法として想定されているのは、航空機内のタンクからエンジンに燃料を供給するシステムの動力。県輸送機産業振興室によると、航空機システムは油圧や空気圧が主動力となっており、これを電気に置き換えることで安全性や経済性の向上、環境負荷の低減が期待できる。電動化の流れは今後拡大するという。

(全文 880 文字 / 残り 417 文字)