麹品質向上の一助に60年 秋田今野商店の「清酒麹鑑評会」

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県内外の醸造関係者が集まった清酒麹鑑評会=秋田今野商店提供

 日本酒造りに欠かせない麹(こうじ)をさまざまな条件で試作し、酒の品質向上や醸造作業の省力化を探る「清酒麹鑑評会」が、秋田県大仙市で60年以上続いている。麹の材料となる麹菌などを開発、販売している同市刈和野の秋田今野商店が1952年に始めた。民間企業による取り組みは全国で唯一とされる。

 66回目を迎えた今年の鑑評会はこのほど、同市の結婚式場・フォーシーズンで開かれた。県内外の酒造メーカー社員や杜氏(とうじ)、醸造分野の研究者など38人が参加した。同商店が6種類の麹と、それぞれを使って試験的に造った吟醸酒を用意。参加者が利き酒をしたほか、麹を触ったり口に含んだりして違いを確かめた。

 同商店は1910年に創業し、各種の麹菌をはじめ酵母菌や乳酸菌などを開発、販売している。全国各地の酒造会社と取引があり、鑑評会は自社開発の麹菌を知ってもらう取り組みとして始めた。参加者は東北各県のほか関西、九州などからも集まる。

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