合葬墓、仙北市に葬儀社が整備 「墓じまい」需要に対応

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仙北市の丸栄堂が市内の霊園に整備中の合葬墓

 秋田県仙北市角館町の葬儀社丸栄堂(三浦大英代表取締役)が、血縁などに関係なく大勢の遺骨を一緒に葬る合葬墓を整備し、16日から市民限定で希望者を募集する。市によると、市内で合葬墓への埋葬を募集するのは初めてという。近年は核家族化や少子化などの影響で後継者がいないとして、先祖代々の墓を処分する「墓じまい」の需要が高まっている。市市民生活課は「永代供養になる合葬墓の整備は、市民の課題解決にもつながる」と歓迎している。

 同社は市内の神社が経営する霊園を管理しており、合葬墓は霊園内の一角に整備中。骨つぼから取り出して散骨する方式と、骨つぼを個別に安置した後で5年後に散骨する方式の2種類あり、各200柱を収められる。また、1人用の個人墓と、血縁などに関係なく2人で利用できる夫婦墓も計28区画整備。共に5年後に合葬墓に散骨する方式で、有料で延長もできる。

 同社によると、秋田市が公営墓地として初めて整備した合葬墓に希望者が殺到した事例を踏まえ、仙北市内での整備を検討。市商工会の助言を受けながら、市の中小企業活性化補助金150万円を活用して事業化した。

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