東欧の地上イージス(9)ポーランド 建築制限、企業誘致に影

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ゴシック様式のスウプスク市庁舎
ゴシック様式のスウプスク市庁舎

【ポーランド・スウプスク(上)】

 アーチの意匠を凝らしたゴシック様式の行政庁舎。石畳の通りには、店先にテーブルを並べたカフェやレストランがある。華やかで優雅な欧州の風情に、道端で少年が独奏するバイオリンの音色が彩りを添えていた。

 ポーランド北部の主要都市グダニスクから西へ100キロのところにあるスウプスク市は、人口約8万9千人の街だ。産業は食品や自動車部品の製造業などが主で、昔ながらの農村のたたずまいを残していたルーマニア南部のデベセル村とは随分と異なる雰囲気だ。

 地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(地上イージス)が実戦配備されているルーマニアから、目下配備が進められているポーランドへ足を運んだ。配備地は、スウプスク市中心部から東に4キロ離れたところにある元空軍基地のレジコボ基地。2年後の完成を目指している。

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