ふるさと小紀行:扇田神明社(大館市) 戊辰の戦禍、銃弾語る

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扇田神明社の社殿。大館城代だった佐竹義遵らが再建したとされる
扇田神明社の社殿。大館城代だった佐竹義遵らが再建したとされる

 大館市比内町扇田の米代川沿いに、900年に及ぶ歴史がある扇田神明社が鎮座する。杉林に囲まれた境内はひっそりとしているが、150年前の1868(明治元)年は戊辰戦争の戦場となった。

 同市刊行の「比内の歴史」によると、8月9~11日、十二所地区に攻め込んだ旧幕府側の南部軍は新政府側の秋田軍を圧倒し、隣接する扇田地区へ進んだ。巻き返しを図る秋田軍は、12日未明に神明社に陣取る敵を襲撃。互いに死力を尽くしての戦いが繰り広げられた。神明社のほか、民家など約400戸が焼き払われ、わずかに6戸が焼失を免れたという。

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