秋田明治の建物:松ケ崎八幡神社(由利本荘市松ケ崎) 亀田藩総社、今も名残

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明治31年に改築されたとみられる松ケ崎八幡神社の拝殿。現在は約200戸の氏子によって維持管理されている
明治31年に改築されたとみられる松ケ崎八幡神社の拝殿。現在は約200戸の氏子によって維持管理されている

 日本海から数百メートルの丘陵地に立つ松ケ崎八幡神社(由利本荘市松ケ崎)は、かつて亀田藩の総社だった。当時は藩が維持管理し、領内75社の分霊を祭っていた。石段を上ると手前から、参拝する拝殿、神事を行う幣殿、神が祭られた本殿が棟続きに並ぶ。拝殿には、藩を治めた岩城氏の家紋「連子(れんじ)に月」が記されたちょうちんや、武士を描いた五角形の「武術絵馬」が掲げられ、藩政期の名残をとどめている。

 総ケヤキ造りで漆塗りが施された本殿は江戸時代後期の建築とされるが、拝殿と幣殿は棟札から明治31(1898)年の建物と推定されている。

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松ケ崎八幡神社

■国登録有形文化財(本殿と、拝殿・幣殿および本殿覆屋)
所在地 由利本荘市松ケ崎字宮ノ腰102
駐車場 8台程度
問い合わせ 松尾宮司 TEL0184・28・2611

松ケ崎八幡神社

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