秋田明治の建物:水板倉(大仙市、美郷町) 食料守る先人の知恵

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田んぼの近くに立つ高貝家の水板倉=大仙市
田んぼの近くに立つ高貝家の水板倉=大仙市

 大仙市と美郷町には、沢水や湧き水を引いた池の上に倉庫を建て、米やみそ、家財道具などを保管した「水板倉」が残っている。出入りが必要な時のみ池の外側から板を渡して中に入る形式で、豊富な水資源を生かして食料を盗難やネズミによる食害から守るほか、火災の被害を防ぐ目的があった。

 高貝家(大仙市大神成)の敷地の一角に立つ水板倉は、1909(明治42)年の建築とされる。間口約4・8メートル、奥行き約7・5メートルの木造2階建て。池の水深は約80センチ、池の外側から入り口までは約2メートルある。

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高貝家の水板倉

■大仙市指定有形文化財
所在地 大仙市大神成字フカウヂ33の2
問い合わせ先 大仙市教育委員会文化財保護課 TEL0187ー63-8972

千馬家、室屋家の水板倉

■美郷町指定有形文化財(どちらも非公開)

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