戦争の遺構を後世に 旧強首演習場調査、西仙北中生発表へ

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演習場について佐藤さん(中央)に聞く生徒たち=10月13日
演習場について佐藤さん(中央)に聞く生徒たち=10月13日

 秋田県大仙市の西仙北中学校1年生4人が、終戦まであった陸軍強首演習場の歴史をまとめ、14日に大曲小学校で開かれる大曲仙北児童生徒社会科研究発表会で報告する。当時の様子を知る人に聞き取りしたほか、標柱などの遺構も調べ、地域の変遷を体感した。

 強首演習場は、秋田市にあった歩兵第17連隊が軍事訓練を行う場として1906(明治39)年に整備。面積約4平方キロで東京ドーム80個以上が入る広大さで、宿舎や訓練用のトーチカ(半地下陣地)などを設けた。演習場と一般の土地との境界には、陸軍の「陸」と彫った標柱を立てていた。

 跡地は、県道本荘西仙北角館線と雄物川に南北を挟まれた田畑や住宅が広がる土地で、北端近くには現在、大仙市アーカイブズ(旧双葉小学校)、東端には秋田自動車道の西仙北インターチェンジが立っている。

 当時を知る人が高齢化する中、古里の歴史に理解を深めて記録を後世に残そうと、生徒たちが総合学習の一環で調査に取り組んだ。

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