秋田明治の建物:八坂神社(東成瀬村田子内) 力士像にらみ利かす

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八坂神社の社殿の四隅にある力士像。右下から時計回りに、社殿の正面右の阿形、同左の吽形、左後方の吽形、右後方の阿形。腹部に寄進者の名前が赤く記されている
八坂神社の社殿の四隅にある力士像。右下から時計回りに、社殿の正面右の阿形、同左の吽形、左後方の吽形、右後方の阿形。腹部に寄進者の名前が赤く記されている

 東成瀬村の田子内地区に、見事な彫刻で装飾された神社が5社立っている。1日で巡れる範囲にあり、祭神はそれぞれ異なるが、建物外側の四隅に「力士像」がある点で共通する。

 うち2社はわずか36世帯の肴沢集落にあり、古くから氏子たちが守ってきた。このうち八坂神社は雪囲いの一部が年中あり、やや見づらいものの力士像の保存状態はいい。

 ここの力士像は四隅に突き出た尾垂木(おだるき)の上で足を組んで座り、背や肩で屋根を支えているようにも見える。「ここらでは力士像を『隅(すま)っこ背負(しょ)い』と呼んでるんですよ」。八坂神社の氏子で、村文化財保護協会長も務める佐々木友信さん(84)が教えてくれた。

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■八坂神社

所在地 東成瀬村田子内字肴沢
祭神 須佐之男命(スサノオノミコト)
駐車場 なし
問い合わせ 東成瀬村教育委員会TEL0182・47・3415

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