猟の道具、衣服展示 県立博物館、アイヌ工芸品展始まる

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クマ猟に用いた弓矢など約270点が並ぶアイヌ工芸品展
クマ猟に用いた弓矢など約270点が並ぶアイヌ工芸品展

 アイヌ工芸品展「キムンカムイとアイヌ―春夏秋冬」が24日、秋田市金足の県立博物館で始まった。アイヌ民族がクマ猟で使った道具や祭りで着た衣服など約270点が季節ごとのコーナーに展示されている。来年1月23日まで。

 同館とアイヌ民族文化財団(北海道)の共催。同財団はアイヌ文化の周知のため全国各地で工芸品展を開いている。本県での開催は初めて。

 キムンカムイはアイヌ語で「山にいる神」を意味するヒグマを指し、アイヌにとって特別な存在だった。春から夏のコーナーには、ヒグマ猟のためにトリカブトの毒を矢尻に塗った弓矢やヒグマの毛皮で作った小物入れ、防水性が高いとされるサケやマスの魚皮で作られた靴なども展示。冬のコーナーには、アイヌが普段着た樹皮繊維製の衣服のほか、「イヨマンテ」と呼ばれるクマの霊送りの儀式の衣装や本州との交易を示す漆器などが並んだ。

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