男鹿のナマハゲ、無形遺産登録決定 ユネスコ【動画】

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くす玉を割って登録を祝う関係者たち=29日午後4時50分ごろ、男鹿市役所
くす玉を割って登録を祝う関係者たち=29日午後4時50分ごろ、男鹿市役所

 モーリシャスで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)政府間委員会は29日、「男鹿のナマハゲ」(秋田)や「甑島(こしきじま)のトシドン」(鹿児島)など8県10件の伝統行事で構成する「来訪神 仮面・仮装の神々」を無形文化遺産に登録すると決定した。鬼の姿などをした異形の「神」が家々を毎年回るという、なじみ深い行事が世界的な評価を得た。

 いずれも厄災を払って幸福をもたらすとされる10件だが、過疎化や少子高齢化に伴い、神に扮(ふん)する担い手の確保が課題となっている。各地で保護の取り組みが進められており、遺産登録が今後の活動の弾みになることが期待される。

 男鹿のナマハゲは、大みそかの晩に男鹿半島全域で行われる伝統行事。なまはげに扮した住民らが「泣く子はいねがー」などと叫びながら家々を回り、怠け者を戒める。

 男鹿市の菅原広二市長は「登録決定の喜びを市民と分かち合いたい。文化が世界に認められたことは大変誇らしく、行事の保存・伝承への励みになる。登録を契機に、なまはげ行事を地域の元気につなげるとともに、文化の魅力を国内外に発信し、インバウンド誘致などさらなる観光振興に努めたい」とコメントした。

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