どう生かす秋田杉(6)連携の模索始まる

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林業側と木材産業側の情報を共有し、パソコン端末で閲覧する「木材クラウド」。本年度内の試験運用開始を目指している=秋田市の県素流協事務局
林業側と木材産業側の情報を共有し、パソコン端末で閲覧する「木材クラウド」。本年度内の試験運用開始を目指している=秋田市の県素流協事務局

 林業側は秋田杉の丸太を高く売りたいし、木材産業側はなるべく安く仕入れたい。この利害に林家同士、製材工場同士の競争が加わり、連携が進まない。業界体質を単純化するとこう表せる。

 最近、その体質を乗り越えようとする動きが出てきた。丸太を供給する「県素材生産流通協同組合」(県素流協)と、丸太を仕入れる「県木材産業協同組合連合会」(県木連)が初めて連携に向けた協議会を設置。今年7月以降、定期的に話し合いを続けているのだ。

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【メモ】

 「オール秋田」で林業や木材産業の振興を図ろうと2016年4月、「県木材利用促進条例」が施行された。県議発議だった。都道府県レベルでこうした条例を制定するのは全国で3番目。この条例を基に「ウッドファースト県民運動」や「公共建築物への木材積極活用」など各種施策が展開されている。

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