大森山動物園にも高齢化の波 世代交代が課題に

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毛布にくるまるチンパンジーのジェーン(左)と動き回るボンタ
毛布にくるまるチンパンジーのジェーン(左)と動き回るボンタ

 子どもが少なくなった一方で、高齢化は進む―。こんな厳しい現象が秋田県民にとどまらず、秋田市の大森山動物園でも起きている。国内トップクラスの高齢とされるチンパンジーのジェーン(雌、51歳)を筆頭に、寿命とされる年齢に近づいたり超えたりする動物は15種。冬本番は間近で、飼育担当者は「高齢の動物の中には寒さに弱いのも少なくない。毎日の体調の変化を見逃さないよう、気を配らないと」と緊張感を高めている。

 「寒そうだね」

 最高気温が10度を下回っていた11月20日正午ごろ。女性2人組の視線の先にいたのは、毛布を頭からかぶって温まるジェーン。チンパンジーは寒さに弱い動物だが、ペアの雄「ボンタ」(46歳)が展示スペースを活発に動き回る。一方のジェーンは時折あくびをしたり毛布をかぶり直したり。その場からはしばらくの間、動こうとしなかった。

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