秋田明治の建物:正一位切通稲荷神社(由利本荘市長坂) 彫刻、絵に加賀国の技

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うっそうとした「稲荷の森」に立つ正一位切通稲荷神社
うっそうとした「稲荷の森」に立つ正一位切通稲荷神社

 由利本荘市の北部、長坂集落の住宅地を抜けると小高い山の前に出る。赤い鳥居をくぐり、勾配のきつい参道を登った先に見えてくるのが正一位切通稲荷神社だ。毎年3月の第2日曜には梵天まつりが開かれ、威勢の良い若衆が激しくぶつかり合うことから「けんか梵天」の異名を取る。

 大内町史(1990年発行)などによると1600(慶長5)年、加賀国(石川県)の浪人伊藤重五郎が長坂集落に居を構える際、伏見稲荷大社(京都府)から勧請(かんじょう)したとされる。当初は屋敷神として祭られ、江戸後期の1788(天明8)年、現在地に移った。現存の建物は1884(明治17)年、10代伊藤庄五郎が私財をつぎ込み4年がかりで完成させた。

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正一位切通稲荷神社

■由利本荘市指定文化財
所在地 由利本荘市長坂字雷田中島3
駐車場 なし
問い合わせ 由利本荘市教育委員会大内教育学習課TEL0184・65・2210

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