父「児相に落ち度」県提訴へ 16年の秋田市小4女児殺害

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
秋田市の県中央児童相談所。対応に落ち度があったと事件遺族が訴えている
秋田市の県中央児童相談所。対応に落ち度があったと事件遺族が訴えている

 2016年に秋田市のアパートで小学4年の女児=当時(9)=が母に殺された事件を巡り、母子を担当した県中央児童相談所(秋田市)の対応に落ち度があったとして、児相を所管する県に対し、県南部に住む女児の父(46)が損害賠償を求めて秋田地裁に提訴することが15日分かった。

 地裁は14日、原告側の要請で関係資料を県から事前収集する「証拠保全」を実施。原告側弁護士によると、児童福祉の行政機関に対する証拠保全手続きは珍しく、09年の静岡県の事例に続き全国2例目という。原告側は請求額などの詳細をまとめ次第、提訴する。

 県の第三者委員会の検証報告書などによると、女児は09年に両親が離婚後、親権を持つ母と大仙市で暮らしたが、母の心身の不調により11年以降は秋田市の児童養護施設で生活。事件発生までの約3年間、児相が女児と母の接触を児童養護施設任せにし、父との接触が途絶えていたとした。

(全文 1184 文字 / 残り 797 文字)