ナマハゲ復活(1)進む準備 「次代につなぎたい」

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復活に向けて面の補修を行う大倉の住民たち=9日、男鹿市脇本富永の大倉公民館
復活に向けて面の補修を行う大倉の住民たち=9日、男鹿市脇本富永の大倉公民館

 「男鹿のナマハゲ」を含む8県10件の伝統行事で構成する「来訪神 仮面・仮装の神々」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。男鹿市では担い手不足や迎え入れる家の減少といった課題を抱える中、行事が途絶えてしまった町内もある。一方で、複数の町内が大みそかの復活に向けて準備を進めている。復活への動きを通し、行事の今を見つめた。

 ◇  ◇

 9日午後、男鹿市脇本富永の大倉地区の公民館に住民ら8人が集まった。6年ほど前に中断したナマハゲ行事を再開させるため、面の補修に取り組んだ。「角が大きくてよくぶつけたな」「電灯を割ったこともあった」。住民たちは行事の思い出話をしながら、剝げた部分に和紙を貼って色を塗り直した。

 同地区では、若い世代や迎え入れる家の減少により行事を中断していたが、今年に入り町内会が住民アンケートを実施して復活を模索していた。こうした中、故郷を離れていた吉田和仁さん(35)=会社員=が4月に東京から戻ってきたこともあり、若手に「やってみないか」と声が掛かった。

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