漫画の「聖地」、世界へ発信 まんが美術館がリニューアル

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原画で1話分の漫画が読める「ヒキダシステム」。作家直筆の指示書きなど印刷物にはない迫力が伝わってくる
原画で1話分の漫画が読める「ヒキダシステム」。作家直筆の指示書きなど印刷物にはない迫力が伝わってくる

 横手市増田町の増田まんが美術館が5月1日、これまでの複合施設から漫画原画を収蔵、展示する専門施設としてリニューアルオープンする。約1年半に及んだ改装工事で、漫画専用のスペースは10倍超に拡大。現在は作家183人分、約17万8千点の原画を収蔵しているが、今後は約70万点まで収蔵が可能になる。日本の漫画は海外でも人気が高く、市は漫画文化の「聖地」として国内外に発信する計画だ。

 増田まんが美術館の改装工事は昨年11月末に終了した。これまでベージュだった外観は、シックなグレーにお色直し。12月上旬、同館事業室の土田絵里加主任(32)に、生まれ変わった美術館を一足早く案内してもらった。

 期待に胸を膨らませて足を踏み入れると、正面受付奥の「まんがウオール」に目が引かれた。高さ約10メートルの壁面には「ルパン三世」(モンキー・パンチさん作)、「海月(くらげ)姫」(東村アキコさん作)など、人気漫画の原画30枚が引き伸ばして張られている。よく見ると、鉛筆書きのせりふの跡も残り、原画にしかない作画の臨場感が伝わってくる。

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