イージス・アショア:太平洋の盾(1)「あれ、アメリカです」

会員向け記事

 日本で初めてとなる陸上据え置き型の迎撃ミサイル発射施設、地上イージスを秋田市に配備する計画が浮上して、1年が過ぎた。ギリシャ神話に登場する万能の防具「イージス」になぞらえた現代の盾は、何を守る存在なのか。計画の背景を探っていく。

 ◇  ◇

 「あれ、全部、アメリカです」

 昨年9月19日の県議会本会議。一般質問の答弁に立った佐竹敬久知事は、県議らを見渡して言った。

 政府が秋田市と山口県北部への配備を目指す迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(地上イージス)について、配備の目的を巡る議員とのやりとりだった。

 知事は続けた。「まあ、両用。というのは常識と捉えてます」

 地上イージスは、日本だけでなく米国の国防にも寄与する―。防衛省からは一度たりとも示されたことのない「両用」という見解。議員の間には困惑が広がった。

 しかし、当の米国に目を向ければ、この見方は決して非常識なものではない。

お気に入りに登録
シェアする

秋田魁新報(紙の新聞)は購読中ですか

紙の新聞を購読中です

秋田魁新報を定期購読中なら、新聞併読コース(新聞購読料+月額330円)がお得です。

新聞は購読していません

購読してなくてもウェブコースに登録すると、記事を読むことができます。

受け入れ反対姿勢を示した阿武町。決断の背景を探っています

米軍の地上イージスが配備されているルーマニア、配備が進むポーランドを訪ねました

新屋は適地なのか、配備を急ぐ必要性はあるのか。問題点を整理

同じジャンルのニュース