北斗星(1月13日付)

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 「秋田はまた絶好調ですね」。都内で同業他社の仲間と新年のあいさつを交わした際、再三こんな言葉を掛けられた。昨年話題となった秋田犬、金足農、そしてユネスコの無形文化遺産に登録された男鹿のナマハゲ。さらに年をまたぎ高校全国大会のサッカーで秋田商、バレーボール男子で雄物川が勝ち進み、金農旋風をほうふつとさせた

▼新春早々持ち上げられ、自分が何をしたわけでもないのについ浮かれ気分になった。そんな雑談で決まって尋ねられるのがナマハゲの今後について。「ブームはいつまで続きますかね」

▼関連グッズの売り上げは急上昇。新春のテレビ番組の漫才で取り上げられていたし、都内の駅ではナマハゲ関連の旅行商品が目を引く。男鹿市で来月8~10日に行われる「柴灯(せど)まつり」はいつになくにぎわいそうだ。とりわけ遺産登録効果で外国人観光客の増加が期待される

▼ブームのさなかだからこそ、いかに地域資源として発展させるかが問われる。秋田市千秋公園の「松下」ではきのう、なまはげ太鼓とあきた舞妓(まいこ)が競演するイベントがあった。この創作太鼓もナマハゲ文化が生んだ産物といえる

▼ナマハゲの荒々しさや荘厳さを舞台に乗せており、行事の魅力の一端に触れることができる。さまざまな機会を捉え、多くの人に世界に誇る来訪神文化を発信していきたい

▼ナマハゲや秋田犬の他にも県内には国内外へアピールできる素材が数多い。今年も秋田ブームを巻き起こしてほしい。