時代を語る・浅利京子(25)大先輩の2人と共演

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寿美子姉さん(中央)と市子姉さん(右)と「鶴亀」を踊る=昭和57年
寿美子姉さん(中央)と市子姉さん(右)と「鶴亀」を踊る=昭和57年

 川反で長く余興の主役を担っていたのは、寿美子姉さんと市子姉さん(いずれも故人)です。2人とも花柳流の名取で、市子姉さんは美人コンテストで東北1位になった有名人だし、寿美子姉さんは師匠から代稽古を任せられていた踊りの名手。2人に代わって別の姉さんたちが余興に登場すると、怒りだすお客さんもいたほどだった。

 私が芸者に復帰した昭和40年代後半から50年代にかけては、まだ余興も盛んでした。特にいくつか曲を組み合わせた「吹き寄せ」は、新年会などで毎年頼むごひいき先もあったね。この吹き寄せを作っていたのが、地方(じかた)=演奏=を担当していた母・若吉(本名・寺門操さん、故人)と寿美子姉さん。構成や踊り手を決めていたのは寿美子姉さんで、これに抜てきされるのが川反の芸者にとって一つのステータスだったのよ。

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