横手の「沼山大根」復活へ 県内若手農家らブランド化も視野

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沼山大根を手にする田口さん(左)と遠山さん
沼山大根を手にする田口さん(左)と遠山さん

 秋田県横手市大沢の沼山地区で昭和の時代に盛んに栽培されていた地大根・沼山大根の復活に、県内の就農5~12年の若手農家らが取り組んでいる。県農業試験場(秋田市雄和)から種を譲られた大仙市強首の田口康平さん(35)が旗振り役で、潟上市飯田川の菊地晃生さん(39)、秋田市河辺の遠山桂太郎さん(53)が加わった。3人は「種が受け継がれたことに感謝し、自分たちの土地で次世代まで種をつなぎたい」と話し、将来のブランド化も見据える。

 県内の大根の地方品種に関する論文で沼山大根を取り上げた同試験場の椿信一上席研究員(55)によると、沼山大根は青首大根の一種で、長さ約50センチ、太さ約5センチ。大根の風味が強く、水分が少なめで生の食感が硬い。首の色が緑に近く、長野県の地大根群と「京都青味」と呼ばれる大根ぐらいにしか確認されていない特徴がある。極めて貴重な在来種だという。

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