時代を語る・浅利京子(27)芸事に人脈、社交術も

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料亭の玄関でお客さんを迎える=昭和49年、河村堅太郎さん撮影
料亭の玄関でお客さんを迎える=昭和49年、河村堅太郎さん撮影

 川反の花柳界にいた頃は、それこそ数え切れないほどお座敷に出ました。有名な方にお会いする機会も多かったですよ。プロ野球選手に歌舞伎役者、俳優。皇室の方もいらっしゃいました。どんな方とも会話できるよう常にいろんなことにアンテナを張って、勉強していましたね。新聞もお客さんの動静を知るために必ず読んでいました。

 良い芸者というのは芸に優れているだけじゃなくて、社交術や人脈も持っているものなんです。とりわけ接待は芸者の本領を発揮できる場だったと思います。宴を張る側にも頼りにされてましてね。置き屋の母・若吉(故・寺門操さん)は、古くからのごひいき先から「うちの後継者に座敷での接待の仕方などよろしく指導してくれ」と頼まれたこともあったそうです。

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