北斗星(1月19日付)

お気に入りに登録

 秋田市の太平山三吉神社で「ぼんでん祭り」が行われた一昨日、市内は久々の雪景色となった。屋根や木々の上にうっすら積もった雪の白さに、色とりどりのぼんでんがよく映えていた

▼本紙2面の天気コーナーで冬期間、県内9地点の午後3時現在の積雪深を掲載している。これによると秋田市で正月に10センチほどあった積雪は徐々に減り、10日から16日までは0だった。今冬、雪かき作業や通勤時の渋滞がほとんどなかったことに、いまさらながら気付く

▼一昨日の秋田市の積雪は3センチ。この日どっさり降ったのは内陸の豪雪地帯だった。横手の積雪は前日より26センチ増えて80センチになり、翌18日午前9時には100センチに達した。わずか3センチの積雪で雪景色の風情を語ったのではお叱りを受けそうだ

▼東北全体を見渡せば、当然のことながら日本海側と太平洋側の差が際立つ。この季節に新幹線こまちで上京すると、車窓の景色の変化が大きい。奥羽山脈を越えるとだんだん雪が消え、南下するにつれ春のような景色になっていく

▼それは気象庁が全国的に行う生物季節観測でも一目瞭然だ。秋田市でウメが開花する平年日は4月9日。これに対し、仙台市は2月27日、東京は1月26日と1カ月単位の違いがある

▼きょう、あすは大学入試センター試験。雪国だから寒かったり雪が降ったりするのは仕方ないとしても、ほどほどであってほしい。受験生がコンディション万全で会場に向かい、力を出し切るよう願うばかりだ。