時代を語る・浅利京子(32)芸と共に川反を託す

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
あきた舞妓に「梅は咲いたか」を教える(左端)=今月16日、秋田市のあきた文化産業施設「松下」
あきた舞妓に「梅は咲いたか」を教える(左端)=今月16日、秋田市のあきた文化産業施設「松下」

 昨年から週1回、あきた舞妓(まいこ)3人と芸者の染龍(そめりゅう)さん(秋田市)に川反で受け継がれてきた芸を教えています。先日教えたのは端唄「梅は咲いたか」。これは季節の踊りとして、3月ごろのお座敷で披露していたものです。前にも言いましたけど、川反を含め花柳界では季節感をとても大事にしていたんです。

 先に指導を始めたのは染龍さん。出会ったのは平成29(2017)年11月です。染龍さんが川反のお座敷に出始めた頃で、料亭で偶然顔を合わせ数日後に手紙をもらいました。紅葉の模様がついた封筒で文香(ふみこう)入り。丁寧な字で「川反の踊りやしきたりを教えてください」と書かれていました。手紙の出し方や書き方が驚くほど私と似ててね。東京・向島の花街で修業したと聞いていたけど、同じ感覚を持つ人が来たんだと思いました。

(全文 768 文字 / 残り 413 文字)

この連載企画の記事一覧