「秋田の熱い声援に感謝」 元関脇豪風、引退会見で笑顔と涙

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家族とともに撮影に応じる押尾川親方
家族とともに撮影に応じる押尾川親方

 「秋田県の方々にはいつも熱く、温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました」。23日、東京都内のホテルで引退会見に臨んだ元関脇豪風の押尾川親方(39)は、冒頭で県民への深い感謝を口にした。古里への思いを胸に、現役唯一の本県出身関取として奮闘してきた。「今後は後進の指導に当たる。秋田の相撲人口は少なくない。強い力士を育てたい」と決意を新たにした様子だ。

 16年半の大相撲人生に「高い志を持ち、それに向かって努力してきた。目標が鮮明なほど(人間は)努力できる」と語った。さらに「けがをするたび、もう駄目かと思った。でも、けがなんかで終わるわけにはいかないという強い思いで乗り越えた」と振り返った。

 古里に対する思いを問われると、「勝った時も負けた時も、熱く声援を送ってくれた。場所で勝ち越して秋田に帰るのが楽しみで、ここまでやってこられた」と述懐。一方で本県出身の関取がいなくなったことに触れ、「心残りなのは秋田の力士同士で対戦できなかったこと。秋田の相撲を盛り上げたかったけど、そこは少し寂しい思いがある」と打ち明けた。

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