時代を語る・西木正明(6)山の師匠は鉄砲撃ち

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冬の荒町集落。右側の木の茂る場所が実家敷地=今年元旦
冬の荒町集落。右側の木の茂る場所が実家敷地=今年元旦

 すぐ近所に「ガンシュウさん」という、地域で有名な鉄砲撃ちがいたんです。暴れて何度も警察の厄介になったとか、かみさん(妻)が7人いたって本人が豪語するもんだから、村の人たちはみんなおっかながって(怖がって)あまり近づかなかった。確かにこわもてでしたし、体も大きい方でしたから。

 ところが、うちのおやじとは随分気が合ったみたいでね。カモやウサギなんかを捕ると、必ず自慢げにぶら下げてうちに来たんです。それをさかなにして、近所からもらったどぶろくをよく飲んでいました。ガンシュウさんは若い頃、うちで住み込みの若勢として働いたことがあったそうで、面倒を見てもらった恩義をずっと感じていたようです。当然私のことも、ものすごくめんこがってくれたんです。

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