ニュースの「つぼ」:菅江真澄の和歌発見

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岩手県平泉町で発見された、菅江真澄が寄せた和歌を収録した冊子
岩手県平泉町で発見された、菅江真澄が寄せた和歌を収録した冊子

 江戸後期の紀行家菅江真澄(1754~1829年)が参加した中尊寺(岩手県平泉町)での歌会の歌集が、同町で見つかった。真澄が故郷の三河(愛知県)から北方へ旅に出て4年目、天明6(1786)年10月の歌会だ。本人の自筆ではないが、いまだ不明な点が多く残る真澄研究における貴重な資料の一つになりそうだ。

 歌集の表題は「秀公六百霜懐旧志(しゅうこうろっぴゃくそうかいきゅうし)」。秀公とは源義経をかくまった平安時代の奥州藤原氏3代目、藤原秀衡を指し、その六百回忌の催しだ。千葉信胤・平泉文化遺産センター館長らの研究グループが昨年5月、平泉町内の旧家で発見した。写本とみられる。菅江真澄資料センターがある秋田県立博物館が依頼を受け、鑑定評価(資料の価値付け)を行った。

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