ふるさと小紀行:院内油田(にかほ市) 往時伝える設備今に

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やぐらが林立するかつての院内油田(にかほ市立図書館仁賀保分館所蔵)
やぐらが林立するかつての院内油田(にかほ市立図書館仁賀保分館所蔵)

 今は製造業が盛んなにかほ市は、かつて石油が主力産業だった。院内、小国両地区に採掘のためのやぐらが並び、油のにおいが立ち込めていたという。一帯は「院内油田」と呼ばれ、国内でも有数の産出量を誇った。わずかに残る採掘設備が往時を伝えている。

 院内石油鉱山の歩み(1986年、秋田石油鉱業発行)によると、院内の石油開発の歴史は1874(明治7)年、小規模企業の試掘から始まった。大規模開発は1922年、大日本石油鉱業の試掘でスタート。34年以降は、日本石油、中野興業、旭石油を合わせた4社が競って採掘し、「競争掘り」と呼ばれた。

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