時代を語る・西木正明(18)しゃにむに番組制作

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
出版社時代から愛用している万年筆
出版社時代から愛用している万年筆

 平凡出版に入社して本屋回りを経験し、営業のいろはを学び始めました。それから1年もたたないうちに、今度は芸能ニュース番組の制作ディレクターをやれと言われました。ディレクターというのは聞こえはいいのですが、実のところ台本書きも雑用係も何から何まで全部1人でこなさなければならない大変な仕事でした。

 まず有名な芸能人に連絡して取材の約束を取り付け、台本を作って相手に質問事項を伝えておく。先輩カメラマンにも段取りを説明し、こちらが意図した角度から撮ってもらう。取材後にすぐフィルムを現像したら、切り張りして13分間にまとめ、2分の広告を挟んで15分間番組に仕立てる。最後に日本テレビのアナウンサーに台本を読み上げてもらって音声を入れ、放送前日に日本テレビに納める。この工程を毎週繰り返すわけです。

(全文 748 文字 / 残り 402 文字)

この連載企画の記事一覧