あきた平成から新時代へ:県人口100万人割れ 地域の危機、進行加速

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少子化の影響で閉校した上小阿仁村の旧沖田面小学校
少子化の影響で閉校した上小阿仁村の旧沖田面小学校

 ひび割れの目立つ外壁、雪に埋まった鉄棒…。上小阿仁村沖田面を走る国道285号から細い路地に入った先に、ひっそりとたたずむ白い建物がある。2007(平成19)年、129年の歴史に幕を閉じた旧沖田面小学校だ。

 「建物は残るが、子どもの声は聞こえなくなった。さみしさを感じない住民はいないと思う」。沖田面集落で暮らす元副村長の清水俊一さん(76)は閉校した小学校周辺の様子をこう語る。

 村の人口は県内25市町村で最も少ない2171人(昨年10月1日)。1989(平成元)年から4割減り、65歳以上の割合を示す高齢化率は52・2%に上る。村内の小学校は沖田面、小沢田の2校を統合した上小阿仁小だけとなった。児童数は52人。人口減少に伴い、地域の景色も変わった。

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