秋田明治の建物:里の家(旧大宮家住宅)主屋(秋田市雄和) 農村の昔、伝える場に

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かぶとに似たかやぶき屋根が美しい「里の家(旧大宮家住宅)主屋」
かぶとに似たかやぶき屋根が美しい「里の家(旧大宮家住宅)主屋」

 レストラン、美術館、ダリア園などが立ち並ぶ秋田市雄和妙法地区の観光エリア「華の里」に、古民家がある。1884(明治17)年に建てられ、100年余り後に現在地に移築された「里の家(いえ)=旧大宮家住宅=主屋」だ。かぶとのようなシャープな形のかやぶき屋根が目を引く。昔の生活用具や農具も展示しており、ノスタルジックな雰囲気に浸れる博物館的な施設として活用されている。

 住宅は馬屋が突き出た中門造(ちゅうもんづくり)の平屋建て。もともとは現在地から約1・5キロ南の相川字銅屋地区にあった。大宮家は82(明治15)年の銅屋大火で焼失したが、2年後に再建。それがこの建物だ。大宮家が代々暮らしたが1987(昭和62)年、当主の大宮晃さん(78)が末永い保存・活用を願って当時の雄和町に寄贈。町はその後「華の里」(当時は「糠塚の里」)の目玉施設として移築した。現在は雄和振興公社が管理している。建築面積約270平方メートルで、2004年に国登録有形文化財となった。

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里の家(旧大宮家住宅)主屋

■国登録有形文化財
所在地 秋田市雄和妙法字糠塚21
見学 午前10時~午後6時
駐車場 約50台
問い合わせ 雄和振興公社 TEL018・881・3011

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