時代を語る・西木正明(27)突貫執筆が大当たり

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著書の一部
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 運のいいことに、昭和55(1980)年のデビュー作「オホーツク諜報船」は日本ノンフィクション賞新人賞に選ばれました。そればかりか直木賞の候補にもなったんです。文学的な要素のほとんどない作品が直木賞候補になった例は過去になかったと聞きます。

 でも後で読み返すと、表現とか描写が駄目なところがいっぱいあってね。増刷や文庫本出版の時にだいぶ直しました。平凡出版で編集者としての経験を積んでいたので、文章については多少自信があったんです。でも週刊誌と小説は全く別物で、通用しないとよく分かりました。

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