時代を語る・西木正明(29)とにかく読めばいい
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昭和63(1988)年の7月に直木賞、9月に西木村民栄誉章をもらい、11月におやじが逝きました。私に医者を継がせたかったのにかなえてやれなくて、心配ばかりかけてしまいました。私には妹3人と13歳下の弟が1人がいて、弟が医者になってくれたんで助かりました。
受賞後の1年ぐらいは本当に忙しかった。執筆に限らずテレビ出演や講演の依頼がものすごくてね。文壇の端っこにいるような三文の物書きなのに、何でこうなるのって思いました。それでもせめて物書きだけは長く続けなければと思って、年に何冊かの本をしばらく出し続けました。自分が面白いと思ったことをただ書き連ねただけですが、その後もいくつか賞をいただきましてね。
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