シルバー人材、活躍広がる 派遣数、5年で10倍近くに

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 秋田県内でシルバー人材センターに登録する高齢者の活躍の場が増えている。生きがいづくりが目的の就労制度だが、人手不足が続く中、生き生きと働く高齢者を貴重な労働力と捉える企業もある。より長く働きたいというニーズを踏まえ、各センターの上部組織である県シルバー人材センター連合会(秋田市)は、就労可能時間の拡大を県に要請。県は4月からの拡大に向けて準備を進めている。

 県内には22のシルバー人材センターがある。同連合会によると、2018年末時点の県内会員数は計7328人。企業の定年延長などが影響し、会員数は減少傾向にあるが、近年は企業などから派遣依頼が増えている。12年度に62件だった県内の派遣件数は17年度に602件と、5年で10倍近く増えた。

 センターが企業や自治体などから受注するのは、草刈り作業といった「請負・委任」と、会員の「派遣」の2種類がある。請負・委任は現場で企業や自治体の指示を受けたり、会員以外と一緒に作業したりできないが、派遣はこうした要件がなく、会員は派遣先の指示を受けて複数の業務を柔軟に行うことができる。業務内容がパート従業員とほぼ同じ派遣先もある。

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