比内地鶏の肉量アップ 遺伝子選抜し発育向上 県畜試など

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本県特産の比内地鶏(県提供)
本県特産の比内地鶏(県提供)

 秋田県畜産試験場は、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、茨城県つくば市)などと共同で、種鶏の遺伝子を選抜することで比内地鶏の発育性を向上させることに成功したと発表した。従来と同じ飼育方法で、出荷の目安となる22週(154日)齢の体重が平均2・2%増えたことが確認されたという。農家の所得向上につなげるため、県畜試は今後も遺伝子選抜による改良を進める考えだ。

 比内地鶏は、天然記念物の「比内鶏」の雄と「ロードアイランドレッド」種の雌の交配鶏。出荷までの飼育期間が長い上、流通するのは雌に限られるため、農家にとっては生産コストの高さが課題となっている。県畜試は、2007年度から体重増加に向けた研究を行ってきた。

 比内鶏の遺伝子を調べたところ、発育性に関連する遺伝子の一塩基多型(SNP)を発見。このSNPには、他よりも発育を向上させる型があることも判明したという。

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