北斗星(3月15日付)

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 校名に元号の「平成」を冠した横手市の平成高校は1994年に創設された。校名については「平成」のほか、「出羽」「横手西」が候補に残った

▼最終的に「平成の時代を主体的に生きる人間づくり」などの願いを込めて命名された。新天皇の即位に伴い5月1日、元号が改められる。同校に限らず、今春の入学試験の合格者は平成で最後の入学生、さらには新たな時代の1期生となる

▼県内公立高校の合格者が発表され、きのうの本紙「高校合格特集」に各校の校訓や建学の精神が載った。平成高の校訓は「日日新 又日新」(日々に新たに、また日に新たなり)。きょうの自分はきのうよりも新しく成長し、あすの自分はきょうより成長していくよう心掛けなければならないとの意味だ

▼出典は中国古典の「大学」。実業家で経団連会長を務めた故土光敏夫さんが座右の銘とした。受験に何度か失敗した経験がある土光さんはこの言葉を支えに大企業を立て直し、財界トップとして国の行政改革を進めた

▼「きょうという日は、どんな人にも平等にやってくる。大事な一日を有意義に過ごさなければ」と言い聞かせた。高校では勉強や部活に伸び悩むこともあるだろう。そんな時こそ毎日を大切にし、自身の成長を期したい

▼先の高校合格特集には、生徒会長らのメッセージが掲載された。「共に」「一緒に」という呼び掛けが多かった。一人で悩まず互いに支え合い、地域の未来を支える人に育ってほしいと願う。