産科医、足りてる? 北秋田、常勤医1人なのに充足全国5位

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 厚生労働省が公表した医師の充足状況に関する新たな指標が、秋田県内の医療関係者に波紋を広げている。都道府県別で本県は「医師少数県」と分類され、地域別では北秋田(北秋田市と上小阿仁村)が全国最下位となったが、産科医に限ると、北秋田が全国5番目に足りていると判断されたからだ。「現場の実態と乖離(かいり)している」との声も上がる。実際はどうなのか―。

 「北秋田で分娩(ぶんべん)を取り扱う常勤医は1人であるにもかかわらず、指標では全国トップクラスになった。現場の実態とかけ離れた数字が独り歩きしている」。11日に秋田市で開かれた県医療審議会で、保坂学・県健康福祉部長はこう述べた。

 審議会委員の尾野恭一・秋田大医学部長も、北秋田の産科医が1人しかいないことから「『北秋田は足りている』と判断されてほしくない」と語った。

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